この記事は、
ポーカーにおけるターンの戦い方について知りたい。
と思っているポーカー初心者~中級者のために作りました。
- ポーカーにおけるターンの戦い方
- ターンで使える考え方(スケアカード・インプライドオッズ・セミブラフ)
ターンの前のプリフロップ・フロップの戦い方についての解説記事もありますので是非ご覧ください。


ターンとは

ポーカーにおいてターンとは、ポーカーにおける4つあるラウンドの1つです。
(プリフロップ → フロップ → ターン → リバー)
ターンではハンドを作る7枚のカードのうち6枚が出ています。
残り1枚の状況では、ストレートやフラッシュを完成させる確率が20%以下まで下がるためドローはほとんど無意味となります。
ターンで戦況が一転する
名前のとおり、戦況が一転するのがターンです。
フロップで負けているのにコールした相手に逆転されることもあれば、あなたがドローを引いて逆転する可能性もあります。
またはドローでついてきて引けなかった相手に対してさらに優位になることもあるのがターンです。
ターンの戦い方のコツ
上記4つがターンの戦い方のコツです。
基本的にプリフロップ・フロップ同様で、ターンでもアグレッシブにプレイすることが重要となります。
ターンで自分のハンドが相手に勝っていると思えばフリーカードを与えないようにベットしましょう。
ターンではポットもそれなりに膨らんでいるため打つ額も大きくなります。
大きい金額をベットすることはどうしても緊張や不安が付き物ですよね。。
ターンでの戦い方のコツをしっかりと覚えて自信を持ってベットできるようにしましょう!
ターンの戦い方のコツ① ハンドが強くなったらアグレッシブにベットする
ターンでハンドが強くなったらほとんどの場合、ベットかレイズをしましょう。
それぞれのハンドについて解説していきます。
ターンでナッツハンドになった
ナッツハンドとは、そのボードでの最強ハンドのことです。
ナッツハンドになったら「どうすれば相手は最も大きなミスを犯すか?」を考え、相手からできるだけ多くのチップを奪い取りましょう。
ターンでツーペアになった

ターンでツーペアが完成した場合、そのハンドがリバーでさらに強くなる可能性は少ないため、アグレッシブにプレイしましょう。
逆に相手がリバーで強くなる可能性があるのでターンでフォールドさせても良いくらいです。
複数のプレイヤーを相手にしているときは特に上記を意識してプレイしましょう。
ターンでストレートになった

ターンでストレートが完成した場合、相手がフラッシュドローの可能性があればツーペアになった時と同様にアグレッシブにプレイしましょう。
フラッシュを作られてはたまったものじゃありません。
ベット額はポットの3分の2程度で良いでしょう。
しかし、ストレートはバレにくく稼ぎやすいハンドです。
相手にフラッシュドローがなさそうな場合はチェックレイズやバリューベットが有効だと思われます。
ターンでフラッシュになった

ターンでフラッシュになった場合は、ナッツフラッシュかどうかでプレイが変わります。
● ナッツフラッシュの場合
ペアボードにならない限りまくられる可能性はありません。
既にペアボードならポット2分の1ベット
ペアボードでないなら3分の1ベット
● ナッツではないフラッシュの場合
相手がナッツフラッシュドローを持っていたらオッズに合わないベットにもコールしてくる場合があります。
フルハウスになった

ターンでフルハウスを完成させた場合、相手がフラッシュドローやストレートドローなら是非ともリバーで役を完成させてほしいですね。
そんなときはポットの3分の1をベットすることで相手にとってオッズは5倍(必要勝率20%)となり、ドローの相手を誘い出しましょう。
しかし相手は既にドローイングデッド(まくり目なし)の状態であるため、実は大きなミスプレイとなります。
補足:オーバーベットも活用してみよう

- ペアボードのストレートやフラッシュ
- 小さなオーバーペア
- フラッシュやストレート目があるボードのワンペア
現状は勝っているが、自分はこれ以上強くなる見込みが無く、まくられる可能性が比較的高い上記のようなハンドではオーバーベットが有効になる時もあります。
リバーで得られたかもしれない期待値を失っても十分なポットサイズ(平均スタックの半分など)があればやる意味は大いにあるでしょう。
特に上手いプレイヤーには、リバーのプレイで苦境に立たされるよりもターンで大きくベットして早期決着をつける方が良いです。
ターンの戦い方のコツ② スケアカードに気を付ける

スケアカードとは、ターンで落ちるフロップ時点でそこそこ良いハンドを持っていたプレイヤーにとって怖いカード・いやなカードのことです。
例えばJJのフロップ234でターンで落ちるAなど。
スケアカードが落ちた場合は、主導権を手放しても良いと思います。
ベットしてきたらコール、チェックしてきたらチェックで回しましょう。
その理由は以下の通りです。
- チェックレイズされる場合が多いから
- ポットを小さくしておきたいから
リバーで相手に逆転される可能性は約20%であり、その20%分の期待値を失ったとしてもチェックレイズされる方が戦い辛くなるでしょう。
ターンの戦い方のコツ③ インプライドオッズを考える
インプライドオッズとは、それ以降のベッティングラウンドでのベット金額も含めたオッズのことです。
最初に記述したように、ターンの残り1枚の状況では、ストレートやフラッシュを完成させる確率が20%以下まで下がるためドローはほとんど無意味となります。
相手が適切な額をベットしてきたら、ほとんどの場合ドローの価値はなくなってしまいます。
しかし、このときにインプライドオッズも考慮するとターンでコールできる場合もあるのです。
- 相手がリバーでのビッグベットにコールしてくれる傾向があるとき。
- 相手のハンドが非常に強いが、ドローによって逆転することができるハンドであるとき。
- お互いのスタックが非常に大きいとき。
- 読まれにくいハンドであるとき。
- ドローが読まれていると感じたとき。
- 相手が上級者であるとき。
つまりリバーで稼げるかどうかが鍵となります。
ターンでのオッズは足りないが、リバーで相手からチップを吸い取れる可能性がある。吸い取れるチップが十分にある。などの場合はコールした方が良いです。
リバーで役が完成しても相手にバレてフォールドされそうなときはフォールドとなります。
ターンの戦い方のコツ④ セミブラフをする
セミブラフとは、現状は勝っていないがリバーで逆転する可能性があるハンドで行うベットのことを指します。
セミブラフをすると、勝ち方が2通りになります。
- リバーで逆転して勝利
- 相手をフォールドさせて勝利
セミブラフは相手にプレッシャーをかけることができます。
そして相手がコールしてきてもリバーで逆転できるアウツがあることが重要です。
最後にセミブラフにおすすめな状況をご紹介します。
- 相手の弱気に気づいたとき。
- ターンのカードでアウツが増えたとき。
- 相手にあなたのハンドの方が強くなったのではないかと思わせるようなターンカード(相手にとってのスケアカード)が落ちたとき。
- 相手がチェックレイズを頻繁にしてこないとき。
- 相手がポットコミットしていない(スタックの3分の1以上をポットに入れていない)とき。
- セミブラフによってチップをポットにつぎ込みすぎる状況にならないとき。
- 相手に厳しい決断を迫るのに十分なベットができる(自分がショートスタックではない)とき。
- 直近であなたがショーダウンしたハンドの多くが勝っているとき。
- オッズに合っていないコールをしてくる相手ではないとき。
最後に:ターンの次はリバー
ターンは、ポーカーの4つあるラウンドのうち3ラウンド目です。
ターンの次には最終ラウンドであるリバーが待ち受けています。
ターンでの戦い方を理解したら次はリバーの戦い方についても学んで全てのラウンドの戦い方をマスターしましょう。
当サイトでは、リバーの戦い方についての解説記事もありますので是非ご覧ください。