「私が契約後も全力でサポートさせて頂きますので宜しくお願い致します!」
その後、その営業マンからは何の連絡もない。
珍しくないことだと思います。
基本的には新規営業をしている人は新規営業に全ての力を使っているので一度契約した人のサポートはなかなか出来るものではありません。
この記事を見ているという事は顧客満足度を高めたいと思っている人だと思います。
今回は既存顧客の大切さとその満足度の高め方を説明していきます!
この記事で知れること
・既存顧客がいかに大切か
・顧客満足度を高める方法
新規顧客開拓と既存顧客維持どっちが大切??
結論から先に言ってしまうと「既存顧客のほうが大切」です。
何故かという理由をこれからまとめていきます。
もちろん新規顧客を開拓することも大切です。
先ず新規顧客開拓の大切さと既存顧客維持の大切さを比較してみましょう。
新規顧客開拓の大切さ
新規顧客を増やす目的は2つあります。
・創業期に顧客獲得するため
・市場シェアを高めるため
創業期にはもちろん誰も自社を使ったことのない状態なので必ず新規顧客を増やさないといけません。
また業界トップを目指いしていたり、もっと市場シェアを増やしたいときには新規顧客を増やさないといけませんね。
既存顧客維持の大切さ
皆さんは2:8の法則(パレートの法則)を知っていますか??
世の中のたくさんのことは2:8になっていると言われています。
例えば世界中の2割の人間が8割のお金を持っていたり、仕事のをしている時間の2割が8割の成果になっているというものです。
これと同様に、会社の売り上げは8割の利益は2割の既存顧客からできていると言われているのです。
既存顧客が8割の利益を生み出す
なぜ2割の既存顧客が8割もの利益を作ることが出来るのでしょうか?
既存顧客からしか得られない利益がたくさんあるからです。
既存顧客からしか得られない利益
・購入増加利益
・価格プレミアム利益
・営業コスト削減利益
・口コミによる利益
購入増加利益
購入増加利益は商品を繰り返し買うことで生み出される利益のことです。
例えば新規顧客が100円の商品を買って、リピートしなければ売り上げは100円ですが2回目を買うと売り上げが200円になります。
これは簡単なことですね。
価格プレミアム利益
価格プレミアム利益をいうのは自社に愛着を持つことで、他社より少し高くても自社を選んでくれるようになるという事です。
100円の商品を120円でも買ってくれるようになるだけで利益は20円も上がります。
営業コスト削減利益
営業コスト削減利益とは従業員がお客様対応をする時間が減ることによって生み出される利益です。
ディズニーランドに何回も行ったことのある人はどこにどのアトラクションがあるかほとんど把握していますよね。
一方で初めて来たお客様には園内を案内をしなければなりません。
既存顧客が増えることで園内を案内する時間が浮き、ほかのことに時間を使えるようになるのです。
口コミによる利益
口コミみよる利益とは既存顧客が新規顧客を連れてきてくれることで生み出される利益のことです。
お店に来た人がSNSで発信して他の人が興味を持ってきてくれることで、新規開拓のコストの削減にもつながります。
顧客満足度を高める具体的な方法

今回は私が営業経験を通して学んだ3つの方法をご紹介します!
即レス
これは本当に大切です。。。
即レスというのは連絡に対してすぐに返信や対応をするという事です。
既存顧客の為というよりも一人のビジネスマンとして即レスは必須です。
私は営業時代に返信が遅いという理由でお客さんを逃してしまってとても後悔しているので皆さんはそんなことがないように注意してください。
顧客管理を徹底する
顧客管理も満足度を高めるためには欠かせません。
そのお客さんの名前・購入履歴などを把握しておき、次来てくれた時にその話をすることで相手は覚えてくれていたのだと嬉しくなります。
1回しかあったことのない人に覚えられていると嬉しいですよね。
既存顧客だけに付加価値を提供する
既存顧客と新規顧客をしっかり区別して扱ってあげることによって既存顧客が離れにくくなります。
私も同じ美容室に10回くらい通っていたらプレミアム会員のような扱いになりまして、次回からずっと10%OFFになりました!
こうなったらもう他のところには行けないですよね。笑
人は誰でも普通の人とは違う特別扱いをされると嬉しくなるものです。
まとめ
いかがだってでしょうか?
具体的な方法をまとめると以下のようになります。
1回来てもらい、さらに2回目も来てもらう方法=即レス
2回目の人に3回目も来てもらうための方法=顧客管理を徹底する
3回目以上の人にもっと来てもらうための方法=付加価値(特別扱い)
新規顧客開拓は既存顧客維持の10倍のコストがかかる
新規顧客を獲得するコストは既存顧客を維持するコストの10倍かかると言われています。
それなのに既存顧客を大切にしない理由はもはやありませんよね。
自分のためにも会社のためにも、そしてお客さんの満足のためにも既存顧客を大切にしていきましょう!