こんにちは!
今回はROI(アールオーアイ)について解説していきます!
ROIと初めて聞いた時は僕も何のことかさっぱり分かりませんでした。😅
僕の会社は横文字を使うことが多いので、このような言葉が飛び交っていて、
始めの頃は何をするにしても「ROIを考えて。」と言われて大変だったことを覚えています。
簡単に解説すると、ROIとは『投資対効果』『投資利益率』のことを指すのですが、今回は「どんな時に使うのか」という事や「どうやって使うのか」という部分を分かりやすく解説しています!
✔ ROIとは(定義)
✔ ROIを使うタイミングやその使い方
✔ ROIを上げるための方法
ROI(アールオーアイ)とは?
ROI(アールオーアイ)とは「Return On Investment」の略で『投資(費用)対効果』『投資利益率』のことです。
簡単に言うと、「投資によってどれだけ利益を上げたか」「投資した費用に対してどの程度の利益が出たのか」ということが分かるというものです。
どんな時に使うの?
マーケティング・広告・不動産投資など、支出を伴う施策の費用対効果を明らかにしたい時に有効です。
ROIを計算すると「投資によってどれだけ利益を上げたか」「投資した費用に対してどの程度の利益が出たのか」が分かるので、
投資を行った後はもちろん、投資を行う前にも使えるものであります。
投資を行う前にROIを計算することでその投資にどれくらいの利益率が見込まれるかを考えることができ、ほかの投資のROIと比較・検討することが可能になります。
どうやって使うの?
計算式
ROI(%)は『利益 ÷ 投資額 × 100』で算出することが出来ます。
利益は「売上金額 – 原価 – 投資額」
100%よりも高い数値であるほど良いと言われています。
使い方の例
パターンA
原価が1万円の商品を3万円で販売するために30万円でコンサルタントを雇ったとします。すると、40個販売することが出来ました。
この時、
売上金額 = 3万円 × 40個 = 120万円
利益 = 120万円 – (1万円 × 40個) – 30万円 = 50万円
となるので
ROI = 50万円 ÷ 30万円 × 100 = 166.7%
となります。
パターンB
一方、原価が1万円の商品を3万円で販売するために60万円でコンサルタントを雇ったとします。すると、60個販売することが出来ました。
この時、
売上金額 = 3万円 × 60個 = 180万円
利益 = 180万円 – (1万円 × 60個) – 60万円 = 60万円
となるので
ROI = 60万円 ÷ 60万円 × 100 = 100%
となります。
この時、パターンAの投資のROIは166.7%、パターンBの投資のROIは100%なのでパターンAの方が良い投資だと言えます。
ROIを上げるためには?
ここまでは、ROIを計算する事で良い投資かそうでないかを判断する事が出来ると言いう話をしました。
ROIを理解することで元々の投資をより良い投資にすることもできます。
ROIを上げるための方法は以下の5つがあります。👇
✔ 製品価格を上げる
✔ 販売数を増やす
✔ 製品原価を下げる
✔ 販売管理費を減らす
✔ マーケティング投資額を減らす
この5つはROIの計算式を細かく因数分解した各要素になります。
■ ROI(投資利益率) = (売上金額 – 原価 – 投資額) ÷ 投資額 × 100
上記がROIの計算式ですので
『売上金額』を上げる・『原価』を下げる・『投資額』を下げる
この3つのうちどれかが可能であればROIを上げることが出来ます。
売上金額を上げるためには、「製品価格を上げる」「販売数を増やす」
原価を減らすためには、「製品原価を下げる」「販売管理費を減らす」
投資額を減らすためには、そのままですが「投資額を減らす」
上記の5つの方法のどれかを行うことでROIを上げていい投資を行うことが出来ます。
ROI以外にもたくさんある!
ROI以外にも似たような指標はたくさんあります!
レパートリーを増やすことで「投資(費用)対効果」以外のこともロジカルに考えることが出来るようになります!
①なんの略称か?
②日本語で言うと何?
③計算式は?
ROI以外の指標については上記の3点を解説します!
ROE(アールオーイー)
① 「Return On Equity」
② 「株主資本利益率」「自己資本利益率」
③ 「税引後利益率 ÷ 株主資本(自己資本)」
ROA(アールオーエー)
① 「Return On Assets」
② 「総資産利益率」
③ 「利益 ÷ 総資産」
ROS(アールオーエス)
① 「Rate of Sales」
② 「売上高経常利益率」
③ 「売上高経常利益率(%)=経常利益÷売上高×100」
ROAS(アールオーエーエス)
① 「Return On Advertising Spend」
② 「広告費用の回収率」や「費用対効果」など
③ 「売上金額÷広告費×100」
NOI(エヌオーアイ)
① 「Net Operating Income」
② 「営業純利益」
③ 「賃料-運営費」
LTV(エルティヴィ)
① 「Loan To Value Ratio」
② 「物件価格に対する借入金の割合」
③ 「借入金÷物件価格」
まとめ
いかがだったでしょうか?
ROIについての知識はこれで十分だと思うので、あとは実践あるのみです!
これが少しでもあなたのビジネスライフに役立つことを願っています。✨