MaaS(マース)とは?『Whim(ウィム)』、今後、メリットについても分かりやすく解説

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こんにちは。😁

今回はMaaS(マース)について解説していきたいと思います。

この記事は,以下のように5WH+今後やメリット・デメリットについてそれぞれ解説しています。

知りたいところだけに絞って見ることもできますので、是非ご覧ください!👐

MaaS(マース)とは
何(What)何故(Why)いつ(When)どこ(Where)会社(Who)
どう使う(How)


今後、メリット・デメリット

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MaaS(マース)とは

MaaSって何?

MaaS(マース)とは、Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)の略です。

自家用車以外のすべての移動手段をITで繋いで、1つのサービスとして使えるようにすることを指します。

何故始まったの?

IoT(アイ・オー・ティー、Internet of Things)が発達したからだと考えられます。

IoTとは、言葉の通りインターネットとモノを繋げることを指し、現在では約350億台のデバイスがインターネットとの接続が可能となっているようです。

IoTが進めば、1つのデバイスで複数のモノが管理できるようになるのでかなり便利になると考えられます。

最近ではエアコンなどの家の家電とスマトフォンを連携させていつでも管理できるようになっていますよね。

いつから始まったの?どこで始まったの?

2016年にフィンランドのマース・グローバル社が『Whim(ウィム)』というモビリティプラットフォームのサービスを作ったのが発祥となっています。

それから欧米諸国を中心に広がりをみせ、日本でも2019年7月に国土交通省が日本版MaaSの実現に向けた先行モデル事業の実証実験を開始し、動きが本格化してきています。

『Whim(ウィム)』には、公共交通機関を始め、飛行機、タクシー、バス、レンタカー、カーシェア、ライドシェアなど様々な移動手段が一元的に登録されています。

目的地を入力すると、すべてのサービスを使って最適な移動手段や経路を自動で提案してくれるサービスとなっているのです。

どの会社がやるの?

トヨタ×ソフトバンク

トヨタ自動車はソフトバンクとの合弁会社モネ・テクノロジーズで2019年2月からMaaS事業を推進しています。

乗り物に強いトヨタ自動車と通信事業に強いソフトバンクが手を組むと、この分野ではかなりの力を発揮しますね。

JR東日本×小田急電鉄

JR東日本と小田急電鉄も、2019年1月にMaaS分野での連携を発表しています。

公共交通機関も本格的にMaaSに向けて動き出しているので変化のスピードは一層早まりそうです。

三井不動産×マース・グローバル

三井不動産も2019年4月に『Whim(ウィム)』のマース・グローバルとの協業「MaaS シティ」実現に向けてプロジェクトを開始しています。

不動産の各フェーズにまたがり事業を展開する三井不動産の日本の土地に関する知識を利用することで、日本での『Whim(ウィム)』の普及が加速すること間違いなしです。

どうやって使うの?

『Whim(ウィム)』はまだ日本に本格的に普及はしていないものの、千葉・柏の葉で実証実験が進行中だそうです。

トヨタ自動車を始め、あいおいニッセイ同和損保や三菱商事など他にも多くの企業が『Whim(ウィム)』のマース・グローバル社に出資しているので日本中で使えるようになる日はそう遠くないと考えられます。

今後どうなる?メリットは?

MaaS(マース)の今後

MaaS(マース)にはレベルがあり、日本は現在レベル1の段階です。

先ほども書いたように、現在千葉での実証実験やトヨタを始めとする多くの企業が出資しているのでレベル3になる日はそう遠くはないと考えられます。

レベル説明該当するサービス
レベル0統合なし、つまり移動媒体がそれぞれ独自にサービス提供している、現在の交通システムのことタクシー、電車、Uber
レベル1料金・ダイヤ・所要時間・予約状況などといった、移動に関する一定の情報が統合、アプリやWEBサイトなどによって利用者へ提供されている段階のことNAVITIME、GoogleMaps
レベル2目的地までに利用する交通機関を、スマホアプリなどによって一括比較でき、予約・発券・決済をワンストップで可能になる段階滴滴出行(Didi、中国版のUber)、Smile einhuach mobil
レベル3事業者の連携が進み、どの交通機関を選択しても目的地までの料金が統一されたり、定額乗り放題サービスができたりするプラットフォームなどが、整備される段階Whim、UbiGO
レベル4事業者レベルを超え、地方自治体や国が都市計画・政策へMaaSの概念を組み込み、連動・協調して推進する最終段階まだない

メリット

MaaS(マース)のメリットは大きく3つあります。

MaaSのメリット
・個人の利便性の向上
・交通渋滞の緩和
・環境負荷の軽減

個人の利便性の向上

MaaS(マース)がレベル3まで行くと、1つのシステムで移動手段の検索・予約・決済を一括で行うことが可能になります。

今までは旅行に行くときに、
・往復の「飛行機代」
・現地での「電車代」
・現地での「タクシー代」
これらを別々で検索・予約・決済していますよね?

レベル3まで行くと目的地を入れるだけで一括で検索・予約・決済が出来てしまうのです!

また、『Whim(ウィム)』には定額プランもあり、ほぼすべての移動手段が使い放題の「定期券」のようなものも作ることが出来ます。

交通渋滞の緩和

全ての移動手段を1つのシステムにまとめることで交通状況を調整し、混雑を避けることが出来るようになることもメリットの1つです。

環境負荷の軽減

MaaS(マース)が普及する事で、移動手段の少ない地方の人たちも多くの移動手段を使えるようになり自家用車を持つ必要がなくなります。

その結果、自家用車の維持費だけでなく排気ガスの減少にも繋がり、環境の負荷が軽減します。

まとめ

メリットの最後にも書いたように、これからは自家用車が必要のない時代が来ると予想されます。

トヨタ自動車はそんな未来を予想して、もう既に車の生産よりもサービスにシフトさせるという動きが見られます。

流石は70年以上続き、日本で唯一世界の時価総額ランキングTOP50に入っている会社だけありますね。

今後のMaaSの普及やトヨタ自動車の動きにも注目していきましょう!