コンティニュエーションベット(CB)とは、プリフロップでレイズしたプレイヤーがフロップでもベットすることを指します。
コンティニュエーションベットはポーカーにおいて非常に有効なベットと言われており、ポーカー戦略の定石のひとつです。
コンティニュエーションベットが有効な理由は?
フロップでヒットする確率は1/3
ポーカー(テキサスホールデム)では、フロップで何かしらがヒットする確率は約1/3です。
プリフロップでレイズしているということは、それなりに強いハンドであると考えられます。(※ポジションによる)
上の記事を見ていただくと分かりますが、オリジナルレイザーはA・K・Q・J・Tが絡んでいるハンドが多くなっております。
A・K・Q・J・Tが絡んでいるということは、フロップで何かしらヒットしている場合、そのヒットはトップヒットである可能性が高いです。
以上の理由から、ヒットした際にミドルヒットのプレイヤーやドローのあるプレイヤーに対してポットを膨らませてプレッシャーをかけ、利益を大きくすることができます。
自分のハンドが強いことをより印象付けられる
先述したように、オリジナルレイザーのハンドには強いハンドが多く含まれています。
そのため、ヒットしていない場合にも相手にプレッシャーをかけやすいのです。
上の画像のように、オリジナルレイザーにはAが含まれているハンドが非常に多いため、自分が現状負けていても相手をフォールドさせることができる場合が多いです。
コンティニュエーションベットをする際の注意点
理想的な頻度は?
理想的な頻度は、
インポジションの場合、60~90%
アウトポジションの場合、35~50%
馬鹿正直にコンティニュエーションベットばかりすると、ほかのプレイヤーに気づかれます。
フロップは1/3しかヒットしないのに100%の確率でベットするなんておかしいですよね。
そうなるとコンティニュエーションベットのメリットであるブラフの効果がいまひとつになってしまいます。
相手がコーラーなら要注意!
相手がコーラー(コールをする頻度が高いプレイヤー)であれば、ブラフとしてのコンティニュエーションベットが有効ではなくなります。
ヒットしなかった際の損失を大きくしてしまうだけとなり、チップを減らしてしまいます。
一方で、自分の方が強い役の場合ポットを膨らませる効果はバツグンになりますのでヒットしたら沢山ベットしていきましょう。
相手が多いほどブラフは決まりにくい
相手が多いということは、誰かがフロップでヒットしている可能性が高くなります。
そんな状況でブラフのコンティニュエーションベットとしてベットしても全員フォールドになる可能性は高くないので注意しましょう。
しかし、それが逆に信頼性の高いベットになる可能性もありますので、相手がそこまで考えることができるプレイヤーが多い場合には有効となります。
ローボードはブラフがバレやすい
上の画像のように、レイザー側のハンドに含まれることが少ない低い数字ばかりのボードの場合にはブラフの効果がなく、レイズされた場合に逆にやりづらい状況に追い込まれる可能性が高いため注意が必要です。