こんにちは!
今回はコロナウイルス感染状況評価の6つの指標について分かりやすく解説していきます。
8月7日に新型コロナウイルス対策を検討する政府の分科会が開かれました。
分科会は感染状況によって「医療提供体制に支障がないステージ1」から「爆発的な感染拡大が懸念されるステージ4」までの段階を示し、各都道府県知事がどの段階か判断するとしました。
その上で、判断するために使った指標が今回ご紹介する6つの指標になります。
テレビなどでは視聴率の為もありますが、かなり視聴者の不安をあおるような報道しかしておらず実際の現状が気になっている人も多いと思います。
この記事では以下のことに焦点を当てて解説します!👇
感染状況評価の6つの指標
感染状況評価の6つの指標は以下の通りです。
今回はそれぞれの指標に対して、数値上「ステージ3」「ステージ4」とみなされる基準について解説していきます。
- 病床逼迫(ひっぱく)具合
- ホテルや自宅にいる人を含めた療養者数
- PCR検査の陽性率
- 新規感染者の報告数
- 直近1週間とその前の1週間の比較
- 感染経路不明割合
感染拡大状況4ステージ
まず、感染拡大状況の4つのステージについて簡単に解説します。
ステージ1
感染が増えていない。「感染散発」
ステージ2
感染者が段々増えてきている。「感染漸増」
ステージ3
感染者が急増している。「感染急増」
ステージ4
感染が爆発的に拡大している。「感染爆発」
それぞれのステージは上記の意味となっており、6つの指標を使って現在の感染状況のステージを判断します。
ただ、分科会の尾身茂会長は「指標の数値は目安で機械的に判断するためのものではないことを強調したい。爆発的な感染拡大に至らず、今の段階のステージ2か、悪くてもステージ3で止められるよう、国や都道府県は早めに総合的に判断して対策をとってもらいたい」と話しています。
病床の逼迫(ひっぱく)具合
ステージ3の基準
患者向けの全体の病床数か、重症者用の病床数について最大確保できる5分の1以上が埋まっているかその時点で確保している4分の1以上が埋まっている。
ステージ4の基準
全体の患者向けの病床数か、重症者用の病床数について、最大確保できる半分以上が埋まっている。
病床の逼迫具合に関する指標については、示した数値に満たない段階でも早めの対策を行うことが望ましいとしています。
8月7日の発表によると、東京・大阪・愛知で25%を超え、沖縄では50%を超えていました。
ホテルや自宅にいる人を含めた療養者数
ステージ3の基準
10万人当たり15人以上。
ステージ4の基準
10万人当たり25人以上。
この指標では東京・大阪・愛知がステージ3の基準を超え、沖縄がステージ4の基準を超えています。
PCR検査の陽性率
ステージ3・4の基準
10%以上
大阪・愛知が基準を超えていますね。。。
新規感染者の報告数
ステージ3の基準
1週間で10万人当たり15人以上
ステージ4の基準
1週間で10万人当たり25人以上
沖縄がステージ4の基準を超えています。
直近1週間とその前の1週間の比較
ステージ3・4の基準
直近1週間の感染者数がその前の週よりも多いこと。
この指標に関しては4エリア全てで基準を超えています。
感染経路不明割合
ステージ3・4の基準
50%以上
沖縄以外のエリアが基準を超えていますね。
まとめ
コロナウイルスの現状は実際どうなの?
これら6つの指標を見て個人的な感想としては、率直になぜ死者の割合や人数の数値が指標に入っていないのか疑問に思いました。
感染拡大状況の指標なので、『どれだけ感染が拡大しているか』を示す指標であるだけだということかもしれません。
ただ、この指標の数値が高いからと言って国民の危機感を煽ろうとしても「治るのであればただの風邪だ。」と思ってしまう人が多いと思います。
現状の感染者数と死者数を日本経済新聞の『チャートで見る日本の感染状況 / 新型コロナウイルス』(2020/08/09 12:26更新)で調べたところ、累計感染者数45,439人に対して、累計死者数1,039人なので致死率は約2,3%です。
また、他のサイトですが、調べたところ2018年度のインフルエンザの死者数は3,325人でした。
ただ、感染者数は100万人を超えていたようで、致死率としてははるかに低いと考えられます。
そう考えると、今は外出自粛などで感染拡大を防止していますが、もしただの風邪だからと言って例年通りに過ごしているととんでもないことになる気がしてきました。
テレビなどではただの見せかけの数値だけではなく、実際の状況を正しく国民に伝えて正しくコロナウイルスを恐れるようにして欲しいと感じました。
これはあくまで私個人の意見で間違っているかもしれませんが、一つの意見として参考にして頂ければと思います!