良い戦略とは?『良い戦略、悪い戦略』【解説】

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こんにちは。😁

誰でも仕事や日々の生活で戦略のようなものを考える機会はあると思います。

売り上げをあげるための戦略やゲームに勝つための戦略、気になっている異性を落とす戦略を考えている人もいると思います。

そんな中で、ふと「自分は良い戦略を考えることが出来ているのか?」と思ったときに「そもそも良い戦略ってなんだ?」となりました。

良い戦略とは何なのでしょうか?

また、良い戦略と悪い戦略の違いはどこにあるのでしょうか?

今回は良い戦略とは何なのか。『良い戦略、悪い戦略』を基に解説していきます。

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良い戦略とは

結論、良い戦略とは「狙いが明確で、具体的な行動ができる戦略」です。

ダーツで例えると、「どこを狙うかを決め、フォームに意識を集中させ、当てる」これが出来て初めて良い戦略と言えます。

(この先ダーツで例えることが多くなりますので、やったことのない人は理解しずらいかもしれません😅)

「良い戦略には核がある」と著者は述べています。

「核」は診断・基本方針・行動という3つの要素で出来ています。

診断

診断とは、現状を分析し、どの課題に取り組むかを決めることです。

ダーツでもただ真ん中を狙えばいいわけではなく、状況に応じて狙うべきところがありますよね。

狙い通りにあたっても、そこが狙うべき場所でないと意味がありません。

基本方針

基本方針とは、目標のようなものです。

その戦略を実行した先に何を目指しているのかを明確にします。

基本方針を決めることで「何をやり、何をやらないか」が明確になります。

ダーツでもゲームによっては、自分がいち早く上がることが目標の時と、相手にダメージを与えることで有利にしたいときではやるべきことが変わりますよね。

行動

行動で重要なのは、一貫性をもって目標に向かって一直線に繋がる行動をすることです。

これは基本方針がしっかりとしていれば問題なく実行できることが多いです。

たまに、「戦略は良かったけど、実行がダメだった。」と言う人がいますが、それはそもそも良い戦略ではありません。

ダーツでも「狙いは良かったけど、投げるのが下手くそだった。」では負けますよね。

具体的で明確な行動ができる戦略こそがいい戦略です。

良い戦略の例

良い戦略の事例を一つ紹介します。

ネルソン提督の戦略

1805年、ナポレオンが英国侵攻を狙っていました。

そしてトラファルガー岬で、33隻のフランス・スペイン連合艦隊と27隻のイギリス艦隊が戦いました。

当時は(図1)のような戦い方が定石だったのですが、イギリスのネルソン提督は(図2)のように敵船の真横にイギリス艦隊を突っ込ませました。

損失は、フランス・スペイン22隻・イギリス0隻と圧勝でした。

図1
(図1)これまでの定石


(図2)ネルソン提督の戦略

 

ネルソンは状況を【診断】し、「兵力が少ない」という課題に取り組むことを決めました。

そして、「数で上回る敵を分断させる」という【基本方針】を決めました。

その上で当日は海が荒れていたので、「敵船は真横から突撃する艦隊を上手く砲撃できない。」と考え、艦隊を突撃させるリスクを選んだのです。【行動】

良い戦略を作るテクニック

最後に一つ、良い戦略を作るテクニックをご紹介します。👐

それは、「最初の案は壊す」という事です。

思い付きで決めた戦略は大体うまくいきません。

そこで最初の案を「叩き台」として出し、その案について間違っている部分や足りない部分を指摘していくのです。

そのようにすることで良い戦略が生まれてくるのです。

是非試してみて下さい!