リーダーシップPM論|PM理論に基づく4つのリーダーシップタイプとは?分かりやすく解説します。

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あなたはリーダーシップがありますか?

こんにちは。😁

皆さんはリーダーシップという言葉をよく耳にするとは思いますが、リーダーシップとは何なのか。詳しく説明できますか?

直観では「この人はリーダーシップがあるなぁ。」と思うことはあると思いますがリーダーシップについて詳しく話してと言われると難しいと思います。

そこで今回はリーダーシップに関して「PM論」を使って解説していきたいと思います。

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リーダーシップってなに?

リーダーシップとは直訳で「指導力」「統率力」と言われます。そしてリーダーは組織のトップや長のことを言うが、その「指導力」「統率力」とは何を指すのか?

またどうするとリーダーシップがあるということになるのか?

先ずはリーダーの役割とは何なのかについて説明します。

リーダーの役割
・目標達成のためのビジョンを示す
・ビジョン達成のためにメンバーのモチベーションを維持する
・ビジョン達成の障壁となる問題を解決する。

リーダーの役割とはこの3つなのですが、その「具体的の方法」=「リーダーシップの取り方」に対しての完璧な答えはまだないそうです。

その理由は、世の中には様々なタイプの成功しているリーダーが存在しているからです。例を挙げてみます。

2人のリーダーがいるとします。1人は暴力で支配するリーダーシップ、1人は部下想いのリーダーシップ。

この2人のアプローチは全く違います。もっとわかりやすく話すと、

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、この3人のリーダーはアプローチがそれぞれ違いますがリーダーシップを発揮していました。

このようにリーダーシップの取り方には明確な答えがないという特徴があります。

リーダーシップとマネジメントの違い

「リーダーシップ」=「マネジメント」と考えている人も多いと思います。

私も以前はそう考えていました。

しかし、「リーダーシップ」と「マネジメント」と別物なのです。

リーダーシップ
・メンバーを長期的なビジョンや目標達成へ導く

マネジメント
・メンバーを管理し短期的な目標を達成する

このように目標とする期間が違っており、期間が違うとやることも大きく変わってくるのです。

リーダーシップは「みんなの先頭に立ち物事に取り組む」
マネジメントは「みんなの後ろで指示を出す」

イメージとしてはこのように考えるといいでしょう。

リーダーシップ行動論 PM理論

リーダシップの取り方に明確な答えはないと言いましたが、

リーダーシップは「リーダーの資質」ではなく「リーダーの行動」に左右されるものと考えられています。

その中で「PM理論」というものがありますので今回ご紹介しようと思います。

PM理論は、
P(パフォーマンス)の能力
目標達成をする能力。課題解決・指示・目標管理・目標設定など
M(メンテナンス)の能力

→組織のメンバー間の人間関係をより良くして保持する能力。

によって構成されており、組織が目標達成するためにはPの力、組織のメンバーがバラバラにならないようにまとめるにはMの力になります。

またPM論ではPM型Pm型pM型pm型の4つのリーダーシップのスタイルがあります。

大まかにまとめた後に1つずつ説明していきたいと思います。

PM型 : Pの能力・Mの能力が両方ともある
Pm型 : Pの能力はあるが、Mの能力は無い
pM型 : Pの能力は無いが、Mの能力はある
pm型 : Pの能力・Mの能力が両方とも無い

PM型について

PM型は目標達成をする力も組織を維持する力もある理想的なリーダー像です。

目標に合わせての的確な指示もでき、組織メンバーへの配慮もできる理想的なリーダーシップと言えます。

Pm型について

Pm型は目標達成する力はありますが組織を維持する力のないリーダーです。

目標に向けた指示はできるものの、メンバーへの配慮ができません。

短期的には成果を出すことが出来るが、組織を保つ力がないため長期的な成果を出すことは難しいと考えられます。

Pm型であれば、メンバーを管理して短期的な目標を達成できるので「マネジメント」に力はあると言えます。

pM型について

pM型は組織を維持する力はありますが目標達成をする力のないリーダーです。

目標達成能力は低いですが組織メンバーとの関係性が良いです。

このようなリーダーは、短期的な成果を出すことは期待できませんが長期的な成果を出すことは期待できます。

pm型について

pm型は目標達成力も組織を維持する力もないリーダーとしてふさわしくないリーダー像です。

目標達成能力も低く、組織メンバーの関係性をまとめることもできないタイプでありこのタイプになることだけは避けましょう。

まとめ

PM型になる為には

PM論ではリーダーシップをPの能力とMの能力に分けて考えています。

つまりPの能力とMの能力を付けることでより良いリーダーになることが出来るのです。

2つの能力だけなので簡単に感じると思います。

実際は全く簡単なものではないですが2つに絞ることで目指す道が少しは見えやすくなるかとは思います。

PM型のリーダーになる為にしっかりと目標を立てて行動しましょう。

目標設定の仕方についてはこちらに記事で解説していますので是非ご覧ください。

今の時代に必要なのは「マネジメント」ではなく「リーダーシップ」

バブル崩壊後はいわゆる「マネジメント」のできる人間が成果を出し、評価されてきました。

しかし今の時代では「マネジメント力」よりも「リーダーシップ力」が必要とされています。

バブル崩壊後は世の中に問題がありふれていて部下を管理して簡単な仕事をひたすらやらせることで成果を出すことが出来ていました。

今の時代は世の中の問題はある程度解決されているので、問題を見つける力が必要とされています。

そんな今の時代では社員の創造性を引き出すために組織の人間関係も大切になってきているので「リーダーシップ」は欠かせないものとなっています。

「リーダーシップ」を身に付けて、短期的にも長期的にも成果の出せる組織を作りましょう!👐